花綱から玉飾りの房が / Prasat Khao Noi Si Chomphu: 訪問日 25Jun2006


この遺跡はSa Kaeo県にあります。
Wat Khao Noi Si Chomphuの境内に
あります。
Khao Noi Si Chomphuとは、
桃色の小さな山と言う意味で、
なぜ桃色なのか気になります??
桃源郷かな?

国境沿いの道を、この遺跡に向かう途中、
検問所がありますが、
30mくらい離れたところから
検問所の写真を撮ろうとしたら、
Border Poiceが飛び出て来て、
止められました。

見てないようでも、見られています。
カメラの没収は、嫌なので、
撮影は止めました。

右の説明書きに、
約80mの丘の上に遺跡が立っていると
あります。


しかし右の説明書きには、
約130mの石灰岩の丘の上にあると
あります。
上の説明と50mの差がありますが、
海抜と、麓からの高さの差かな???





説明書きには、254段の階段を登るとあります。
それがこの階段です。
かなりきつい。















3基の祠堂があります。
両側の祠堂は崩れています。












北側の祠堂の前には、まぐさ石があります。
(北祠堂の東のまぐさ石)
これはレプリカで本物は、 Prachinburi博物館
あるようです。

真臘美術初期の代表的遺跡の
サンポール・プレイ・クックがありますが、
その遺跡のまぐさ石と同じモチーフです。

まぐさ石の左右のダイスの上に人物像が、
そして左右を繋ぐように花綱が配置され、
花綱から玉飾りの房が垂れ下がっています。


下は、そのまぐさ石の拡大写真です。


















中央祠堂の東正面のまぐさ石(レプリカ)です。
かなり磨滅していますが、
花綱から玉飾りの房が垂れ下がっています。











このまぐさ石(レプリカ:北祠堂の南側まぐさ石)も、
左右のダイスの上にマカラが乗っており、
そのマカラの上には人物像が描かれています。
更に左右のマカラの口から花綱が吹き出されており、
その花綱から何連もの玉飾りの房が垂れ下がっています。

この花綱から垂れ下がった房の下の戸口は、
天国?神の国?への門を示しています。

(参考)
まぐさ石:門または出入口の扉の上に渡した
     横木に相当する石です。

下は、そのまぐさ石の拡大写真です。













このまぐさ石も同じようなモチーフです。
花綱上の3つのメダルの間隔が、
上のまぐさ石より狭いです。
(レプリカ:北祠堂の北側のまぐさ石)











このまぐさ石は、
花綱から玉飾りの房が垂れているのは同じですが、
左右のダイスの上には、シンハのような、
でも、顔を見ると牛のような、
私には判別がつかない動物がいます。










右は、シンハのような、牛のような動物の拡大写真です。














遺跡からSa Kaeoの平野を見たところ。















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